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DR BR119 U-Boat (PIKO 59930)

【実車について】
旧東ドイツ国鉄が1976年~1985年の間に200両導入した客貨両用液体式ディーゼル機関車で、出力1800Kw(900Kw×2)、最高速度は120Km/hです。
当時、旧東ドイツ国鉄ではソ連製のBR132を導入していますが、依然として多数残る蒸気機関車の置き換えには大量のディーゼル機関車が必要で、BR132を製造するルガンスク機関車工場では生産能力が不足することから、ルーマニアのFAUR社で製造されました。
(当時東側諸国では、相互経済援助協議会の影響で、大型ディーゼル機関車はソ連とルーマニアでしか製造できなかった)
技術ベースは、1960年から東ドイツで製造された118形ディーゼル機関車を元にしていますが、故障しにくく高い信頼性を誇った118形とは対照的に、この119形は当初から故障が多く、稼働率は実に50%ほどだったそうです。
結局古い118形の部品を使用することで故障率を下げましたが、1990年代初頭にエンジンを更新し、最高速度も140Km/hに引き上げられました。
DBAGでは2006年に引退し、現在ではルーマニアとブルガリアのDB Schenker現地法人で僅かに貨物列車の牽引に使用されています。

【模型について】
模型はPIKO・EXPERTシリーズの2011年モデルで、東ドイツ国鉄Ep.Ⅳ、二線式アナログ仕様です。
非常に値段が安く、新品で100€を切る値段で購入できますが、設計に手抜きは無く実車の雰囲気を良く捉えています。
ボディと台車はプラ、下回りのグレーの部分はダイキャストですが、連結器周りが少々アッサリし過ぎています。
IMG_2163.jpg

側面から
特徴的な丸窓が並ぶ様子から、U-Boatという愛称で親しまれています。
IMG_2164.jpg

このモデルはSound仕様は発売されませんでしたが、別売のサウンドデコーダーとスピーカーを組み込み、サウンド化しています。
初めからサウンド化を前提とした設計になっているので、組み込みは比較的簡単に行うことができます。
以下サウンドテストの様子です。音量の調整が難しく、上げ過ぎるとすぐ音割れし、下げ過ぎると迫力が無くなってしまうので、音割れせずかつ迫力を失わないように、床下のスピーカー穴を3/4ほど塞いであります。

DR BR120 Taigatrommel (Roco 63393)

引き続き旧東ドイツ国鉄の機関車の紹介になります。
この機関車は以前こちらでSpurNのEp.Ⅴ仕様を紹介しました。
実車は旧東側を代表するM62形ディーゼル機関車の東ドイツ仕様で、1966年から75年にかけて378両が東ドイツ国鉄に導入されました。
出力1471Kw、最高速度100Km/hの電気式ディーゼル機関車で、客車用暖房装置を持たない貨物用機関車です。
ハンガリーをはじめソ連・ポーランド・チェコスロバキア・キューバ等、旧東側諸国の多くの国で活躍しましたが、信頼性・燃費が悪く騒音も大きいため、現在では多くの機関車が新型の物に置き換えられています。
それでも独特なエンジン音といかにも東側らしい外観に、この機関車の根強いファンは一定数存在しています。

模型はRoco製の二線式DCC・Sound仕様で、2004年の製品になります。
ボディはプラ、下回りはダイキャスト製で、前照灯・尾灯は電球により点灯します。
正面のコの字形の手すりや銀色のマフラー一体型の屋根上機器など、Ep.Ⅳの一般的な形態の物を再現しています。
IMG_2138.jpg

台車はプラ製ですが塗装されているため、実物は写真ほどプラ感は感じません。
付属品としてエッチング製ナンバープレートが入っています。
IMG_2140.jpg

Soundはまだアップロードしていないので、時間のある時に改めて紹介しますが、音は非常に実感的です。
またエンジン起動時に軽くボディからビビリ音がするのですが、かえって実車らしいのであえて対策せずにそのままにしています。
コントローラーですが、KATO D102と非常に相性が悪く暴走してしまうので、今回はFLEISCHMANN/RocoのZ21で試運転しました。
ただ、それでも一部のファンクションに挙動の怪しい部分があるので、新しいDCCコントローラーを購入することにしました。

Taigatrommelと同じく、旧ソ連ルガンスク機関車工場製のBR132 Ludmillaとの並びです。
IMG_2142.jpg

2018.5.25追記
サウンドをアップロードしました。

DR BR52.80 (Gützold 31049064)

今回は旧東ドイツ国鉄の代表的な貨物用大型蒸機、52形の更新車、52.80形を紹介します。
以前こちらで、MINITRIX製のSpurNを紹介しましたが、実車は1960年から1967年にかけて52形を大規模の更新した物で、ボイラーの新製や省略された各機器類が取り付けられ、東ドイツ国鉄終焉直前の1993年頃まで現役で活躍しました。

模型はドイツの模型メーカーGützoldの製品で、8079号機のEp.Ⅳ時代を再現した物です。
二線式DCC・Sound仕様で、ZimoデコーダーにHenningSoundがインストールされた物になります。
実車の8079号機は1943年に5659号機として製造され、1963年に更新され8079号機となりました。
1993年(1994年?)頃まで現役で使用され、その後現在まで動態保存されています。
さて、このメーカーの模型は現在でもドイツ国内で製造されていて、値段は高めですがご覧の通りディテールは非常に良いです。
テンダー以外はプラ製で、さながらプラ製の限界に挑戦したような仕上がりになっています。
IMG_2147.jpg

サイドから。
足回りも透けていて、細かな配管も見応えがあります。
ただし、細かなプラ製部品がたくさん付いていますから、取扱いは慎重に行わなければなりません。
原形の52形と比べるとだいぶ重厚になっていますが、やはり52形特有のスラッとした印象は残っています。
IMG_2154.jpg

テンダー側。
模型はテンダードライブで、テンダーのみ金属製になっています。
ライトは前部・テンダーとも3灯で、それぞれ個別のLEDにより点灯します。
IMG_2155.jpg

個人的には元溜めタンクの目立つこちら側の側面の方が好みです。
IMG_2150.jpg

煙突の前に設置された混合予熱器が、東ドイツ国鉄更新機の特徴です。
連結器周りのディテールはRoco製に比べアッサリとした仕上がりですね。Roco製の方は蒸気暖房用の引き通し管も再現されています。
IMG_2153.jpg

ところで、早速所有するKATO製DCCコントローラーD102で試運転しようとしたところ、全く動かないという現象が発生しました。
試しに電圧制御式のアナログコントローラーで動かしたところ、ちゃんと走行し音も鳴ったので故障では無いとは思うのですが・・・
コントローラーとの相性なのか、デコーダーが不良なのか、今のところまだ解決しておりません。

↑2018.5.16追記
この製品はデフォルトアドレスが「3」ではなく「52」でした。アドレス52に設定したところKATO D102で正常に起動しました。
マニュアルに書いてあったのですが、見落としていたようです。
またサウンドについては、また時間のある時に改めて紹介します。

2018.6.8追記
サウンドを公開します。
動輪と集電版が擦れる音が目立つので、注油が必要ですね。

DR BR132 Ludmilla (PIKO 52766)

しばらく間が空いてしまい申し訳ありません。
Spur HOについては、別ブログまたはTwitterで紹介して行こうと思ったのですが、当面はこのブログで紹介していきたいと思います。

さて、SpurHO第一回目はPIKO社製のBR132を紹介したいと思います。
これより前にRocoのBR52.80が届いていたのですが、サウンドシステム周りが不調で、現在修理中です。

実車は1973年から1982年までに709両が製造されたV300シリーズの完成形で、出力2208Kw・最高速度は120Km/hです。
客車用電気暖房装置と発電ブレーキを装備し、V300シリーズでは最大勢力になります。
製造工場は旧ソ連のルガーンスク機関車工場です。
旧東ドイツ国鉄では急行旅客列車や重貨物列車に主に使用され、また01形の後釜として東西連絡急行を牽引し西ドイツへの乗り入れもありました。
東西ドイツ統合後はInterCity・InterRegioの牽引にも使用され、DR・DB統合後も引き続き仕様されましたが、現在では定期旅客列車の牽引はほぼ終了し、貨物列車の牽引が主になります。
また民間貨物会社等にも多数売却され、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアなどで活躍する機体もあります。

模型はPIKOの2017年度製品で、DC・ACそれぞれアナログ・デジタルサウンド仕様が発売されました。
今回入手した物はDCのデジタルサウンド仕様になります。
特徴的な前面が非常に良く再現されています。
前照灯、尾灯はそれぞれ独立したLEDにより点灯し、乗務員室灯・エンジンルーム灯もファンクションにより点灯します。
各灯具を点灯状態の時にエンジンを起動させると、エンジン起動時に一瞬暗くなるギミックまで備わっています。
IMG_2171.jpg
IMG_2169.jpg

ボディ、台車はプラ製で、車体裾からフレームがダイキャスト成型になっています。
立体的な台車も的確に再現されていて、非常に迫力があります。
実車のBR132はかなり汚れている事が多いので、ウエザリングしたくなってしまいますね。
IMG_2172.jpg

肝心のサウンドも非常に良い出来なので、いずれ時間のある時に各サウンドの紹介もしたいと思います。

↓こちらは東ドイツ国鉄時代の映像です。


2018.5.15追記
サウンドを収録してみました。ただし、投稿後に未収録のサウンドが見つかったので、これで全てではないです。

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Scheveningen@JPN

Author:Scheveningen@JPN
出戻りNゲージャーの二児のパパです。
当面の目標は、自宅にレイアウトを敷設すること。

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