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DB BR03 (MINITRIX 12405)

今回は、ドイツ連邦鉄道の代表的な旅客用蒸気機関車、BR03を紹介します。
この機関車は、有名な01形の改良形として1930年から1938年にかけて製造され、製造数は298両です。
01形は、性能としては大変優れたものでしたが、軸重が20tあり、軌道を強化された幹線でしか使用できませんでした。
そこで、台枠やボイラーを軽量化し、軸重を軽減したのがこの03形になります。
出力1450Kw、最高速度は120~130Km/hで、01形より少し出力は劣りますが、主に急行列車牽引機として活躍しました。
余談ですが、03形は開発が遅れたため、予定より遅れて登場しました。そのため03形完成までの繋ぎとして18.5形が増備されました。

模型はMINITRIXの2002~2006年モデルで、Ep.Ⅲのドイツ連邦鉄道仕様です。
ヴィッテ式デフレクタに2'2'T32形テンダーを連結したDBの標準的な仕様が非常に良く再現されています。
前照灯は電球により3灯点灯します。
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ボイラー・キャブはプラ製で、テンダーはダイキャスト製です。
モーターはテンダーに入っており、テンダー台車4軸が駆動します。
キャブとテンダー間のリード線が少々目立ちますが、これはテンダーを分解した後、リード線をテンダー側に丁寧に引き込むことで目立たなくすることができます。
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テンダー側前照灯も3灯点灯します。
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最後に、BR18.6形との並びです。
BR18.6形のベースとなったBR18.5のi形とo形は、03形の完成の遅れの影響で急遽製造された機関車です。
もし03形が予定通り完成していれば、18.6形は存在しなかったのかもしれません。
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DR BR64 (FLEISCHMANN 7062)

今回は、ドイツ国営鉄道の支線用タンク機関車、BR64を紹介します。
この機関車は、ドイツ国営鉄道設立以前に製造された古い支線区用機関車を置き換える目的で、1928年から1940年の間に520両製造されました。
出力698Kw、最高速度90Km/hで、主に旅客列車牽引を目的として設計されています。
第二次大戦後は、西ドイツ・東ドイツの他、オーストリア・チェコスロバキア・ポーランド・ソ連でも活躍しました。

模型はFLEISCHMANNの2002年~2009年モデルで、Ep.Ⅲの東ドイツ国鉄仕様です。
基本設計も2000年代に入ってからの物なので、バランスの取れた好ましいスタイルを卒なく再現しています。
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ボディはプラ製で、精密な配管を再現していますが、ダイキャスト製フレームとボイラー内の重りが重量を稼いでいます。
また、全車輪から集電しているので、このクラスの小型機にしては走行性能も良い方かと思います。
モーターは、通常のFLEISCHMANNロコよりも小型の物が搭載されており、フライホイールも備わっています。
前照灯は電球により2灯点灯します。
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後部の前照灯もリアルに再現されていますが、残念ながらこちら側のライトはダミーで点灯しません。
バック運転の機会が多いタンク機だけに、こちら側のライトが点灯しないのは惜しいですね。
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実機は旅客列車用として設計されましたが、軽貨物列車を牽引する事も多かったようなので、我が家でもDRの3軸Reko-Wagenや短編成の貨物列車を牽引しています。

DB BR50 (FLEISCHMANN 7182)

今回は、ドイツ国営鉄道の代表的な貨物用蒸気機関車、50形を紹介します。
この機関車は、1939年から1948年までの間に3164両製造され、出力1212Kw、最高速度は前進後進共80Km/hです。
戦時設計機ですが、後に登場する52形ほど大胆な合理化は行われていません。
戦後は大半がドイツ連邦鉄道に引き継がれた他、東ドイツ国鉄に350両、その他ポーランドやチェコスロバキア、オーストリア等東西ドイツ以外の地域で使用された機体も存在しました。

さて、模型はFLEISCHMANN製で、1997年から2007年にかけて発売された、ドイツ連邦鉄道のEp.Ⅲ仕様です。
FLEISCHMANNの50形は、1970年から発売されたロングセラー機ですが、この模型は金型もリニューアルされ、現在の水準にアップグレードされたものです。
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ボイラー、テンダーともプラ製で、モーターはテンダー内に収められ、テンダー台車4軸を駆動します。
テンダードライブのため、動輪周りの透け具合は非常に良い感じに仕上がっていますね。
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さて、この製品で特長的なのは、この乗務員室付きのテンダーです。
これは、交代要員や車掌などが乗っていたようですが、一体どんな乗り心地だったのか、ちょっと気になります。
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兄弟機の52形(東ドイツ国鉄BR52.80)との東西ドイツを代表する貨物機の並びです。
プラ製でディティールの細かい50形と、金属製で質感の良い52形、どちらも甲乙付け難いですね。
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DB BR98.3 (MINITRIX 12714)

今回は、非常にユニークな小型蒸機機関車、BR98.3を紹介します。
この機関車は、元々は王立バイエルン邦有鉄道 PtL2/2形という形式です。ドイツ国営鉄道に引き継がれBR98.3形となり、さらに戦後ドイツ連邦鉄道に引き継がれました。
古い機関車ですが、かなり先進的な設計をされており、自動給炭機を備えワンマン運転が可能です。
また、その美しい箱型のスタイルから、「Glaskasten」という愛称でも有名です。

模型はMINITRIX製で、Ep.Ⅲのドイツ連邦鉄道仕様です。
二軸貨車よりも小さいので、牽引力は期待できませんが、一応キャブがダイキャスト製になっており、重量を稼いでいます。
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走行性能は意外にも優秀で、スローもよく効き大変滑らかな走りをします。
小さなロットを一生懸命動かしながら走る姿は、なかなか愛らしいものがありますよ。
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サイズ比較のためにBR103と並べてみましたが、どうも写真ではBR98.3の小型感をうまく表現できませんでした。
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模型のモデルとなったBR98 307号機は、バイエルン州のゲオルゲンスグミュント~シュパルト間の支線で最後まで現役だった機体で、「シュパルトのヤギ」という愛称が付けられました。

DB BR18.6 (MINITRIX 16187)

今回は、ドイツの名機BR18形の最終形態であるBR18.6形を紹介します。
BR18.6形とは、以前紹介した王立バイエルン邦有鉄道S3/6の発展型で、ドイツ国鉄で製造されたBR18.5形の一部を1950年代に大規模改修を行ったものです。
当時の花形機BR01に近い性能まで引き上げられ、出力1430 kw、最高速度は120Km/hです。
さらにBR01よりも軽い軸重だったため高い評価を得ましたが、改造時に少々無理な設計を行ってしまったため、1965年までに全車引退してしまいました。

模型はMINITRIXの2016年モデルで、Ep.3のドイツ連邦鉄道仕様です。
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ボイラー・テンダーは金属製で、非常に重量感があります。
新規に設計されたボイラーには、ボイラーバンドへの装飾が表現されています。
キャブについても、新規に設計された物に載せ替えられています。
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テンダーには増炭囲い板が再現されています。
バック運転用前照灯も2灯で、LEDにより後進時のみ点灯します。
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残念なことにBR18.6形は、ボイラーに弱点があったために動態保存車は存在しませんが、612号機がDeutsches Dampflok Museumで静態保存されています。

DR BR52.80 (MINITRIX 12441)

今回は、01形と並んで世界的に有名なドイツ国鉄の貨物用蒸気機関車、52形を紹介する。
この機関車は、1940年代にそれまでの貨物機50形を簡略化して製造された戦時量産機で、ドイツでは約6000両、ドイツ以外で製造されたものも合わせれば約10000両製造され、同一機種の生産数としては世界一になります。

こちらから、当時の製造記録映画の動画を見ることができます。
またこちらの4分26秒から、貴重な現役時代の52.80形の動画を見ることができます。

模型は、戦後東ドイツ国鉄所属となった52形のうち、200両に近代化改造が施され、52.80形となったものです。
ボイラの交換や省略された機器類の追加で、おおむね50形と同等の性能に引き上げられました。

52.80形は、SpurNではMINITRIXの限定品のみ製品化されており、2017年現在では入手困難な代物です。
模型は2007年モデルで、前照灯2灯・コンピューターナンバー化前のEp.3仕様ですが、他にも2004年にプロフィクラブ限定品として、前照灯3灯、コンピューターナンバー化後の、現在の博物館所有仕様も製品化されています。
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ボイラー、キャブ、テンダーは金属製で、モーターはボイラー内に搭載されています。
MINITRIXは、古くから52形の模型を製品化していますが、このモデルは主にボイラーや動力ユニットが新規に設計されたものです。
従来の52形は、キャブ内に3極モーターが搭載されていたのに対し、このモデルはボイラー内にコアレスモーターが搭載されており、走行性能もスローが良く効き大変滑らかです。
また、つい最近製品化されたFleischmannの52形ほどではありませんが、足回りも向こう側が透けていて良い感じです。
キャブとテンダーは従来の52形の物を流用しているようです。
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テンダー側です。
特徴的なバスタブ形テンダーですが、これも52形から採用されました。
東ドイツ国鉄では、テンダー側を先頭にした運用もよく見られたようです。
テンダー側ライトも後進時に点灯します。
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先日紹介した旅客用蒸機の花形、BR01.5と並べてみました。
どちらも東ドイツ国鉄独自の大規模改修工事を行った機体で、Ep.Ⅲ~Ep.Ⅳの東ドイツ国鉄を代表する機関車です。
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戦時設計により、徹底的に合理化・簡略化した設計の機関車ですが、東ドイツの52.80形は1988年まで現役で活躍しました。
現在もドイツをはじめオーストリア、ポーランドなどに相当数の保存車が存在し、本線を走る姿を見ることができます。
また、ボスニアでは最後の現役機が貨物輸送に使用されているようです。

DR BR01.5 (MINITRIX 12119)

今回は、世界的に有名な蒸気機関車、BR01を紹介します。
この機関車は、1926年に製造されたドイツ国鉄初の「制式」蒸気機関車で、出力1648Kw、最高速度120Km/hの急行用機関車です。
今回紹介するBR01.5形は、戦後東ドイツ国鉄所属機となった01形のうちの一部に、大規模な改修工事を行ったもので、1962年に誕生しました。

模型はMINITRIXの2006年モデルで、Ep.3の東ドイツ国鉄仕様です。
ボイラー・キャブはプラ製、テンダーはダイキャスト製になります。
付属パーツは、排障器・重連用カプラーソケットがありますが、取り付けていません。
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モーターはテンダに内臓されていて、テンダ台車4軸を駆動します。
そのため、動輪周りは向こう側が透けていて実感的ですね。
走行性能は非常に優秀で、スローでの走行も滑らかです。また、テンダが非常に重いので、牽引力も問題ありません。
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バック運転用前照灯も3灯とも点灯します。
東ドイツ機の特徴である、テンダのドクロマークも小さくですが印刷されています。
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実機は、東ドイツ国鉄では花形機的存在で、1988年のパリ発東京行きオリエント急行の東ドイツ領内牽引機としても、オリジナルの01形と重連を組んで活躍しました。
また、現在でも動態保存機が存在し、実際に走行する姿を見ることができます。

K.BAY.STS.B. S3/6 (MINITRIX 12318)

今回は、王立バイエルン邦有鉄道の急行形蒸気機関車、S3/6形を紹介します。
バイエルン王国とは、19世紀~20世紀初めまで現在のドイツ南部、ほぼ現在のバイエルン州の位置に存在した王国で、王立バイエルン邦有鉄道は著名な蒸気機関車を多数輩出したことでも有名です。
そんな中でも今回紹介するS3/6(エスドライゼクス)は、発展型がドイツ国営鉄道になってからも製造されるなど、王立バイエルン邦有鉄道の機関車の最高傑作とされています。

模型はMINITRIX製で、ボディ・キャブ・テンダはダイキャスト製のため、非常にズッシリとして高級感のある仕上がりです。
動態保存機を再現した物ではなく、バイエルン邦有鉄道時代を再現した物です。
特徴的な緑の塗装は、現在の動態保存機より少しくすんだ色になっていますが、およそ100年前の登場当時はこんな色だったのかな?
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動力は、欧州形で一般的なテンダドライブではなく、重いボイラ内にモーターが入っているため、牽引力も期待できそうです。
集電は、動輪とテンダ台車から行い、テンダ内にはデコーダとスピーカーを収めるスペースもあります。
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実は、購入してからだいぶ経ちますが、まだ一度も走行させていないので、走りのほうはまだ未知数です。
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金属ボディの質感が非常に良い感じです。
ただ、SpurNだと仕方のない事ですが、動輪のタイヤ厚がもう少し薄いほうが、実車の繊細な動輪周りをうまく表現できると思います。
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模型の3643号機は1913年製のf形で、出力1300Kw・最高速度は120Km/hです。
西ドイツ国鉄に引き継がれた後、1960年頃に廃車になっています。
プロフィール

Scheveningen@JPN

Author:Scheveningen@JPN
出戻りHOゲージャーの二児のパパです。
当面の目標は、自宅にレイアウトを敷設すること。

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