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DBAG BR204 (Roco 51285)

今回は、旧東ドイツ国鉄で大量生産された傑作機、V100シリーズを紹介します。
1966年に量産車が登場して以降大量に製造されたこの機関車は、ドイツ鉄道統合後も大量にDBAGへ引き継がれました。

模型は基本形式110形の出力増強タイプ114形で、出力1029Kw、最高速度は100Km/h(後に80Km/hへ引き下げ)です。
1992年に東西鉄道統合を見据え、204形へと変更されています。
模型の869号機は1976年製で、登場時は「110 869-5」を名乗っていましたが、1991年に114形へ改造され、民営化後はDBAG→DB Cargoを経て2004年に廃車になっています。

今回入手した物はRocoのArt.Nr51285のスターターセットの車両のみ入手したもので、機関車1両とハルバーシュタッド形客車2両(客車は後ほど紹介します)のセットでした。
Verkehrsrotカラーの1990年代後半~廃車までの姿を再現したもので、DCアナログ仕様になります。
8pinソケットとスピーカー設置スペースが準備されているので、DCCサウンド化は容易に行えます。
また、今回はワイパーがなぜか欠品していましたので、予備パーツの中から黒色成型のワイパーを取り付けました。
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よく見ると、微妙にセンターキャブでは無く、1位側にキャブが寄っています。
下回りは全てダイキャスト製なので、このクラスの機関車にしては重い方かと思います。
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大量にDBAGへ引き継がれた元東ドイツ国鉄の車両も、近年だいぶ少なくなってきました。
しかし、一部では近代化改造され民間貨物会社に移籍した車両や、ドイツ国外で活躍する車両も多くいますので、もうしばらくは活躍する姿を見ることができるかと思います。
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PKP ST44 Gagarin (Roco 72877)

今回は、ポーランドの貨物用ディーゼル機関車、ST44を紹介します。
見た目の通り、旧東側標準のM62形電気式ディーゼル機関車で、ポーランドでは1966年から1988年にかけて1182両が導入されました。
現在では多くが引退していますが、残った機関車がPKP Cargoに所属し、DBAGやČDから民間貨物輸送会社に譲渡された車両と共に最後の活躍をしています。

また、今年に入ってPKP Cargoから38両のST44の更新工事を行う発表があり、エンジン交換や運転台交換などの工事を2020年までに行うそうです。
既に更新された車両も合わせると、更新機については当分の間は活躍を続けるようですね。

模型はRocoの2018年モデルで、Ep.Ⅳのポーランド国鉄仕様です。
つい最近までこの塗装のまま残っていた車両もいたようですが、現在でも残っているかは不明です。
特徴的な尾灯一体型前照灯はポーランド国鉄標準の物で、一目でポーランド機と判ります。
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今回のロットではアナログ、サウンドの両方が発売されましたが、搭載しているHenning Soundがイマイチ迫力が無いので、今回もアナログ機を購入しESU Loksound4.0仕様に改造する予定です。
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DB Cargo Deutschland AG BR232 Ludmilla (Roco 51288-1)

旧東ドイツ国鉄の代表的なディーゼル機関車、Ludmillaの現行仕様を紹介します。
PIKO製の東ドイツ仕様はこちらで紹介していますので、あわせてご覧ください。

模型はRocoの2017年製で、品番51288のスターターセットに付属する機関車のみ入手したものです。
機番は426号機、正面の警戒帯にDBロゴの無い2008年頃以降の姿を再現したものです。
実機の426号機は1976年製、民営化後DBAGに引き継がれ、1998年以降はDB Cargo→DB Schenker→DB Cargo Deutschland所属で、主に貨物列車の牽引に活躍しました。
残念ながら今年2018年の6月に使用停止されてしまいましたが、今後廃車されるのか、譲渡されるのかは不明です。
ちなみに、この正面警戒帯にDBロゴの無いBR232は、DB Schenker RomaniaやGYSEVにも所属しており、ルーマニアやハンガリーでも見ることができます。
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模型はアナログ機ですが、新しいロットなのでPlux16kコネクタやスピーカー設置スペースが準備されており、簡単にDCCサウンド化することができます。
現在この機関車用に、ESUのLokSound V4.0デコーダーを発注しており、サウンド化する予定です。
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個人的にオススメするBR232の前面展望動画です。
特徴的な音もしっかりと入っています。

DB BR103.1 Lufthansa Airport Express (Roco 69739)

今回は、103形電気機関車のLufthansa Airport Expressカラーを紹介します。
Lufthansa Airport Expressは、単なる空港連絡列車では無く、ルフトハンザ航空が採算の悪い短距離航路の代替としてDBの車両をチャーターして運行した特急列車です。
デュッセルドルフ~フランクフルト間とシュツットガルト~フランクフルト間で運転され、1982年の運行開始当初は旧IC用電車、ET403によって運転されました。
1990年からシュツットガルト~フランクフルト線で111形電気機関車と客車による運行が開始され、1991年に高速新線経由に変更された際、機関車が111形から103形へ変更されました。
1993年には運行を終了したために、わずか2年間のみ見られたこの塗装ですが、塗装バリエーションの少ない103形の中では目立つ存在で、模型化される機会も多い列車です。

模型はRocoの2005年のクラブ限定品で、私が入手したのは三線式デジタル仕様です。サウンドは搭載されていません。
我が家のH0環境は二線式のため、DC用部品を入手し二線式に改造してあります。
リニューアル後の金型のため、非常に良い出来です。
正面にDBエンブレムが付いていないので、前面は少々物足りなさがありますね。
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Lufthansa Airport Expressのロゴも綺麗に印刷されています。
サウンドが無いのが少々残念ですが、そのうち時間がある時にでもサウンド化したいと思います。
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現行製品の225号機との並びです。
Rocoの103形は、ボディ金型リニューアル後もライトリム別パーツ化や動力ユニット、台車のリニューアルを段階的に行っていて、特にライトリム別パーツ化によって正面の印象がだいぶ変わります。
どちらの表現も良く出来ているのですが、こうして並べると違いが目立ってしまいますね・・・
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FS E636 (Roco 72325)

いつの間にかアクセス数が10000を超えていました。いつも閲覧していただきありがとうございます。

さて、今回はイタリア国鉄の名機、E636を紹介します。
実車は1940年から1962年の間に469両が製造されました。直流3000V・出力2100Kw・最高速度120Km/hの貨客両用機です。
基本設計は戦前の物ですが、半数以上を占める2次型以降は戦後製造された物で、2006年まで使用されました。

独特なBo'Bo'Bo'の連接車体を持ちますが、後継機のE646・E656なども同様の連接車体で、イタリア国鉄ではポピュラーな形態の機関車です。

模型はRocoの2014年ロットになります。二線式DCC・サウンド仕様で、オリーブグリーンの車体色のEp.Ⅳの姿を再現した物です。
古い装甲車のような面構えと独特な車体色が非常に良く似合いますね。
Roco製のE636の中では最新ロットに当たりますので、それまでの製品に比べ、ワイパーの別パーツ化・手摺りの金属化などより精密な仕上がりになっています。
ただし、今回も少々問題があって、後位側のパンタグラフが破損した状態でした。
そこで今回は、LE MODELS製E636用のパンタグラフを入手し交換してみました。
形状的にはこちらのほうがリアルなので、交換してみる価値はあるかと思います。
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実車は6軸駆動ですが、模型は真ん中の台車は駆動しません。
サウンドについては、釣掛け駆動装置特有の音も再現されていて、おおむね良い出来かと思います。
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最後に、Ep.Ⅳの花形機関車E444との並びです。
この時代のイタリア国鉄の塗装は、どれもシックで良いセンスだと思うのですが、Trenitaliaになってからはどうも方向性が変わってしまったようで、少々残念に思います。
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2018.8.13追記
サウンドを収録しました。

DR BR250 (Roco 73617)

今回は旧東ドイツ国鉄の大型電機、BR250を紹介します。
1977年に登場したこの機関車は、出力5400Kw・最高速度125Km/hの貨客両用機で、1984年までに274両が製造されました。
東西ドイツ統合後は、旧西ドイツ地区でも貨物列車牽引で活躍し、現在では後継機に置き換えが進んでいますが、わずかに残った機体が最後の活躍をしています。

模型はRocoの2018年ロットで、二線式DCCサウンド仕様です。
発売されたばかりの製品ですが、ebay.deにて中古品が安く(約200€)出品されていたので購入したのですが、1位側前面に塗料の付着・1位側前面白帯の欠け・ライトレンズが傷だらけという状態だったため、再塗装やライトレンズの傷取り・整形などを行い新品同様の状態に回復させた物です。
幸い付属部品等の欠品や動力ユニットは問題ありませんでした。
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軸配置はCC。模型でも6軸全て駆動します。
サウンドは少々音量が大き目ですが、この機関車の特徴である独特なブロアー音が見事に再現されています。
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以前紹介したBR120との並びです。
両者で色合いが違いますが、実車も経年や整備工場の違いによって色合いはバラバラですから、むしろ差があったほうが面白いかと思います。
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2018.8.13追記
サウンドを収録しました。

FS E444 Tartaruga (Roco 73347)

今回はイタリア国鉄の誇る高速旅客用機関車、E444形を紹介します。
この機関車は、イタリア国内で一部優等列車を200Km/hで牽引するために開発され、1967年から1974年にかけて117両が製造されました。
最初の4両は試作機として製造され、005以降の量産機とは若干外観に違いがあります。
直流3000V・出力4272Kw・最高速度200Km/hですが、一部の機関車はフランス国境地帯で使用するために直流1500Vにも対応しています。

この時代のイタリア国鉄の機関車は、形式ごとにそれぞれシンボルマークが付けられているのが特徴ですが、このE444のシンボルマークは、「亀」です。
イタリア国鉄一の高速機のシンボルが亀なのは、なかなかユニークですね。

現在では残存する全ての機関車が車体更新されE444R形となり、特に前面部は原形とは大幅にイメージの異なる姿になっています。

模型はRocoの2016年ロットで、一次量産機・Ep.Ⅳ・前面警戒帯付きの二線式DCC・サウンド仕様になります。
E444形はイタリアの模型メーカーからも発売されていますが、2018年現在ではRoco製が一番入手し易いかと思います。
車体の印象把握は非常に良く、特徴的なシックなカラーも良く再現されています。
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一見スマートでシンプルな車体ですが、側面だけを見ると、この時代のイタリア電機の特徴が良く表れています。
全長はDBのBR110形よりもわずかに長い程度で、この時代の200Km/h対応機は軸配置CCが多い中、この機関車は軸配置BBになっています。
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この機関車の特徴である亀のシンボルマークも綺麗に印刷されています。
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サウンドは非常に良く出来ていますが、まとまった時間が取れていないので後日掲載します。

2018.8.13追記
サウンドを収録しました。

SBB Re 4/4 Ⅱ (Roco 73373)

スイス連邦鉄道を代表する客貨両用機で、1967年(試作車は1964年)から1985年まで、276両製造されました。
出力4700Kw、最高速度は140Km/hと、同時期に製造されたDBのBR110形と比較して小柄ながら110形を上回る高出力を誇ります。
現在でも大多数が各種車体更新、機器更新を受け現役で、一部はドイツへの乗り入れも行われています。

模型はRocoの2015年ロットで、Ep.Ⅳ・TEEカラーの二線式DCC・サウンド仕様になります。
実機のTEEカラーは全部で9両と少数派で、現在では消滅しています。
Re4/4 ⅡといえばMärklin製が有名ですが、Rocoの製品は最近の設計だけあって、車体の出来は一番実車に忠実です。
特に前面のパノラミックウィンド部の窓枠の再現は、Roco製はちゃんと車体側モールドになっていますので、窓ガラス側モールドのMärklin製よりも良い印象です。
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側面のSBB FFSロゴも、TEE塗装では若干位置が低い所に取り付けられていますが、それも忠実に再現されています。
側面窓ガラスが大きいだけに、室内機器表現は効果的ですね。
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さて、基本的に私はSBBの車両はコレクション対象外なのですが、どうしてもこの並びを再現したかったのです。
ゆくゆくはSNCF CC40100やCC6500・FS E444等も入手して、ヨーロッパ鉄道黄金期の並びを再現したいですね。
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例によってサウンドは後日掲載予定です。

2018.8.13追記
サウンドを収録しました。

DB BR110.3 (Roco 72568)

少し時間が出来たので、今回はドイツ連邦鉄道の急行用旅客機、BR110を紹介します。
103形と並んであまりにも有名なこの機関車は、模型でも様々なバリエーションが製品化されており、私もSpurNでは箱型ボディ・タルキスブルーの110形と、流線型ボディ・TEEカラーの112形(110形の高速対応機)を所有しています。

110.3形は1956年から製造され、西ドイツ全土で旅客列車の牽引に活躍しました。
出力は3700Kw、最高速度は140Km/hです。

模型はRocoの2012年ロットで、Ep.Ⅳ・原色・流線型ボディ・バッファカバー有り・一体型給気口・雨樋有の原形仕様の二線式DCC・サウンド仕様です。
個人的に、この形体が110形の中で一番美しいスタイルだと思っています。
Rocoの傑作だけあって、その美しいスタイルを完璧に再現しています。
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特徴的な前面形状。
どうしても私はあの有名なSF映画、STAR WARSの帝国軍パイロットのヘルメットを連想してしまいます。
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一体型のエアルィルターが美しく再現されています。
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サウンドについては、また時間のある時に改めて紹介します。

余談ですが、今回購入したこの110形、1エンド側の前照灯LEDが一個脱落している状態でした。
すぐに補修部品から同じチップLEDをハンダ付けし、無事3灯全て点灯するようになりましたが、Rocoの製品はこういった事が多いような気がします。
模型自体の出来は非常に良いので、もう少しこういった所を改善して欲しいですね。

2018.8.13追記
サウンドを収録しました。

今月到着した車両

なかなか私生活が忙しく、更新できすに申し訳ありません。
当初SpurHOについては旧東側メインでやっていくつもりでしたが、103形を購入してしまってからはやはりというか、旧西側の機関車も少しづつ増えています。

当ブログで紹介するのは私生活が一段落してからになりそうですが、今月は以下の車両が入線しました。
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SBB Re 4/4 ⅡとDB BR110.3です。
どちらも名機として有名な機関車ですが、SpurNでは所有していなかったバージョンです。
またどちらもRoco製の二線式DCC Sound機ですが、BR110.3については、1位側の上部前照灯用チップLEDが脱落していたので、手直しの必要があります。

他にまだドイツから到着していない荷物もありますので、それらが到着して整備が完了しましたら改めて紹介したいと思います。

ウェザリングについて

以前の記事で紹介したBR52.80ですが、非常に良い出来で全体としては満足なのですが、やはり綺麗過ぎる車体に違和感を感じ、現役時をイメージしたウェザリングを施してみました。

こちらがウェザリング前
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そしてこちらがウェザリング後になります
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違いは一目瞭然ですね。
今回は初めてのウェザリングという事もあり、控えめに汚してみましたが、充分に現役時の雰囲気は出たと思います。
使用したツールは「タミヤ ウェザリングマスターBセット」で、主にスス汚れとサビ汚れを再現するためのセットになります。

この模型はテンダのみダイキャスト製なので、プラ製ボディと質感差が出ないように注意しましたが、やはりダイキャスト製のテンダ部分はウェザリングの乗りが悪く、パウダーをかなり強めに擦り込んであります。
給水口付近のみ白っぽく汚したのですが、写真ではあまり目立ちませんね。
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キャブにはRocoの機関車に付属していた機関士の人形が乗っていますが、ウェザリング効果と相まって非常に実感的です。
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DB BR103.1 (Roco 72307)

【実車について】
いまさら説明するまでもありませんが、ドイツ連邦鉄道で最も有名な特急用電気機関車です。
TEE・InterCity用として1970年(試作車は1965年)から試作車4両を含め149両製造されました。
後継機の120形の信頼性に難があったため、高速新線対応改造され延命され、最終的に101形に置き換わる2003年まで定期運用に就きました。
出力7440Kw・最高速度200Km/hです。
現在でも動態保存機が存在しますが、部品の確保が難しいようで、共食い整備で何とか維持している状態だそうです。

【模型について】
Rocoの品番72307になります。
2014年ロットの後期型で二線式DCC・Sound仕様。機番は225号機、黒裾TEEカラーのEp.Ⅳ仕様です。
我が家では初のロングキャブ仕様になります。
製品状態ではスカート無しですが、付属品としてスカートは入っていますので、スカート付き仕様にしてみました。
103形は、やはりこのスカート付き・シングルアームパンタ・黒DBエンブレムが一番格好良いと思います。
ロングキャブ車ですと、よりスマートさが際立ちますね。
正面のDBエンブレムは印刷ですが、エッチング製エンブレムが付属しているので、それを使用することでより立体的にできます。
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塗装、印刷共に良好で、走りも安定しています。
サウンドも音量音質共に良好です。ホイッスルにエコーがかかるのが何ともシビれます。

ところで、このロットの225号機はなぜか車体中央部の床下機器がE03(103.0形)と同様の物が付いていました。
Märklin/TRIXの103.1形も最近のロットまではE03の型を流用したために、E03と同様の床下機器でしたが、やはり気になったので部品取りとして入手したアナログのショートキャブ車(Art-Nr.43839)の床下機器を移植しました。
取り付け足の部分を除けば、床下機器はロングキャブ車と同じ寸法なので、軽い加工は必要ですが正しい姿に治すことができました。
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Soundはこちら

さて、せっかく103形を入手したので、InterCity客車も欲しいところですが、今ですとPikoから新金型でフルサイズのIC用客車が発売されています。
値段も手ごろなので、そちらも近いうちに購入してみようと思います。

DR BR119 U-Boat (PIKO 59930)

【実車について】
旧東ドイツ国鉄が1976年~1985年の間に200両導入した客貨両用液体式ディーゼル機関車で、出力1800Kw(900Kw×2)、最高速度は120Km/hです。
当時、旧東ドイツ国鉄ではソ連製のBR132を導入していますが、依然として多数残る蒸気機関車の置き換えには大量のディーゼル機関車が必要で、BR132を製造するルガンスク機関車工場では生産能力が不足することから、ルーマニアのFAUR社で製造されました。
(当時東側諸国では、相互経済援助協議会の影響で、大型ディーゼル機関車はソ連とルーマニアでしか製造できなかった)
技術ベースは、1960年から東ドイツで製造された118形ディーゼル機関車を元にしていますが、故障しにくく高い信頼性を誇った118形とは対照的に、この119形は当初から故障が多く、稼働率は実に50%ほどだったそうです。
結局古い118形の部品を使用することで故障率を下げましたが、1990年代初頭にエンジンを更新し、最高速度も140Km/hに引き上げられました。
DBAGでは2006年に引退し、現在ではルーマニアとブルガリアのDB Schenker現地法人で僅かに貨物列車の牽引に使用されています。

【模型について】
模型はPIKO・EXPERTシリーズの2011年モデルで、東ドイツ国鉄Ep.Ⅳ、二線式アナログ仕様です。
非常に値段が安く、新品で100€を切る値段で購入できますが、設計に手抜きは無く実車の雰囲気を良く捉えています。
ボディと台車はプラ、下回りのグレーの部分はダイキャストですが、連結器周りが少々アッサリし過ぎています。
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側面から
特徴的な丸窓が並ぶ様子から、U-Boatという愛称で親しまれています。
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このモデルはSound仕様は発売されませんでしたが、別売のサウンドデコーダーとスピーカーを組み込み、サウンド化しています。
初めからサウンド化を前提とした設計になっているので、組み込みは比較的簡単に行うことができます。
以下サウンドテストの様子です。音量の調整が難しく、上げ過ぎるとすぐ音割れし、下げ過ぎると迫力が無くなってしまうので、音割れせずかつ迫力を失わないように、床下のスピーカー穴を3/4ほど塞いであります。

DR BR120 Taigatrommel (Roco 63393)

引き続き旧東ドイツ国鉄の機関車の紹介になります。
この機関車は以前こちらでSpurNのEp.Ⅴ仕様を紹介しました。
実車は旧東側を代表するM62形ディーゼル機関車の東ドイツ仕様で、1966年から75年にかけて378両が東ドイツ国鉄に導入されました。
出力1471Kw、最高速度100Km/hの電気式ディーゼル機関車で、客車用暖房装置を持たない貨物用機関車です。
ハンガリーをはじめソ連・ポーランド・チェコスロバキア・キューバ等、旧東側諸国の多くの国で活躍しましたが、信頼性・燃費が悪く騒音も大きいため、現在では多くの機関車が新型の物に置き換えられています。
それでも独特なエンジン音といかにも東側らしい外観に、この機関車の根強いファンは一定数存在しています。

模型はRoco製の二線式DCC・Sound仕様で、2004年の製品になります。
ボディはプラ、下回りはダイキャスト製で、前照灯・尾灯は電球により点灯します。
正面のコの字形の手すりや銀色のマフラー一体型の屋根上機器など、Ep.Ⅳの一般的な形態の物を再現しています。
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台車はプラ製ですが塗装されているため、実物は写真ほどプラ感は感じません。
付属品としてエッチング製ナンバープレートが入っています。
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Soundはまだアップロードしていないので、時間のある時に改めて紹介しますが、音は非常に実感的です。
またエンジン起動時に軽くボディからビビリ音がするのですが、かえって実車らしいのであえて対策せずにそのままにしています。
コントローラーですが、KATO D102と非常に相性が悪く暴走してしまうので、今回はFLEISCHMANN/RocoのZ21で試運転しました。
ただ、それでも一部のファンクションに挙動の怪しい部分があるので、新しいDCCコントローラーを購入することにしました。

Taigatrommelと同じく、旧ソ連ルガンスク機関車工場製のBR132 Ludmillaとの並びです。
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2018.5.25追記
サウンドをアップロードしました。

DR BR52.80 (Gützold 31049064)

今回は旧東ドイツ国鉄の代表的な貨物用大型蒸機、52形の更新車、52.80形を紹介します。
以前こちらで、MINITRIX製のSpurNを紹介しましたが、実車は1960年から1967年にかけて52形を大規模の更新した物で、ボイラーの新製や省略された各機器類が取り付けられ、東ドイツ国鉄終焉直前の1993年頃まで現役で活躍しました。

模型はドイツの模型メーカーGützoldの製品で、8079号機のEp.Ⅳ時代を再現した物です。
二線式DCC・Sound仕様で、ZimoデコーダーにHenningSoundがインストールされた物になります。
実車の8079号機は1943年に5659号機として製造され、1963年に更新され8079号機となりました。
1993年(1994年?)頃まで現役で使用され、その後現在まで動態保存されています。
さて、このメーカーの模型は現在でもドイツ国内で製造されていて、値段は高めですがご覧の通りディテールは非常に良いです。
テンダー以外はプラ製で、さながらプラ製の限界に挑戦したような仕上がりになっています。
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サイドから。
足回りも透けていて、細かな配管も見応えがあります。
ただし、細かなプラ製部品がたくさん付いていますから、取扱いは慎重に行わなければなりません。
原形の52形と比べるとだいぶ重厚になっていますが、やはり52形特有のスラッとした印象は残っています。
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テンダー側。
模型はテンダードライブで、テンダーのみ金属製になっています。
ライトは前部・テンダーとも3灯で、それぞれ個別のLEDにより点灯します。
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個人的には元溜めタンクの目立つこちら側の側面の方が好みです。
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煙突の前に設置された混合予熱器が、東ドイツ国鉄更新機の特徴です。
連結器周りのディテールはRoco製に比べアッサリとした仕上がりですね。Roco製の方は蒸気暖房用の引き通し管も再現されています。
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ところで、早速所有するKATO製DCCコントローラーD102で試運転しようとしたところ、全く動かないという現象が発生しました。
試しに電圧制御式のアナログコントローラーで動かしたところ、ちゃんと走行し音も鳴ったので故障では無いとは思うのですが・・・
コントローラーとの相性なのか、デコーダーが不良なのか、今のところまだ解決しておりません。

↑2018.5.16追記
この製品はデフォルトアドレスが「3」ではなく「52」でした。アドレス52に設定したところKATO D102で正常に起動しました。
マニュアルに書いてあったのですが、見落としていたようです。
またサウンドについては、また時間のある時に改めて紹介します。

2018.6.8追記
サウンドを公開します。
動輪と集電版が擦れる音が目立つので、注油が必要ですね。
プロフィール

Scheveningen@JPN

Author:Scheveningen@JPN
出戻りNゲージャーの二児のパパです。
当面の目標は、自宅にレイアウトを敷設すること。

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